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外科
胃・大腸疾患
胃がん
胃がんは消化器がんの中で治りやすいがんのひとつです。
胃がんは、早期胃がんとそれ以外の進行胃がんに分類されます。早期胃がんとは、病変が広がっていないがんや、浸潤している深さが浅いがんを言います。早期胃がんの場合、ほとんど転移をおこすことはなく、治療により高い確率で良くなります。一方、胃壁の筋層を越えて広がった進行胃がんの場合、転移が問題となり、それぞれの進行度に応じた治療法の選択が必要となってきます。
大腸がん
大腸がんとは、約2mある大腸にできるがんです。
大腸がんとは大きく分けると結腸がんと直腸がんの二つがあります。
日本人にとって増加傾向が著しく、毎年約6万人が罹患し、21世紀には胃がんを抜くとの予測もあります。大腸がんによる死亡は、男性では肺がん、肝臓がんに次いで3番目、女性では最も多くなると推定されています。
内視鏡検査
内視鏡検査とは、「胃カメラ」ともいわれ、口または肛門から胃の中に入れて、食道、胃、十二指腸や大腸の内部を観察し、時には治療を行うものです。
医療機器や技術の発達により応用範囲も広がり、診断から治療までスムーズに行われるようになってきました。
観察する病変の場所、種類によって方法が異なりますので、検査を受けられる場合には十分に説明が必要です。
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査は、腸管洗浄薬(腸をきれいにする薬)を服用し、腸内をきれいにした後、肛門から内視鏡を入れて大腸内を直接観察し、大腸がん大腸ポリープ炎症性疾患などの病気を見つけ、診断します。
検査中に病変が発見された場合、腫瘍性のものや早期ガンであれば、その場で切除をおこなう事も可能です。
検査と同時に治療(手術)することができる検査です。
手術
腹腔鏡手術
腹腔鏡(Laparoscopy)はいわゆる内視鏡の一種で、臍部周囲から内視鏡カメラを挿入して腹腔内を観察するためのものですが、近年は腹腔鏡による手術法も進歩して、外科系では胆のう切除や早期胃がん、早期大腸がんの手術などにも用いられます。
胆石症
胆石症は、胆汁(たんじゅう)のながれる胆道(たんどう)に結石ができる病気です。
当院では、腹腔鏡を用いた手術を行っております。
そけいヘルニア
胴体と太ももの付け根をそけい部と言います。腸や卵巣が脱出してしまうと、この部分が腫れてくる病気をそけいヘルニアと言います。
この病気は手術が必要で自然に良くなることはありません。
乳腺疾患
乳がん
40~60歳代に多く生じ、進行度によって治療法は異なりますが、がんを切除する手術が基本的な治療となります。手術後も再発や転移を防止するための放射線治療や化学療法、ホルモン療法が必要です。
乳腺炎
乳房が赤く腫れる、硬くなる、触れると痛い、酷くなると膿が溜まるなどの症状が見られます。授乳中に炎症を起こした状態では、うっ滞している乳汁を取り出し、マッサージをしたりして治療します。細菌に感染して熱がある、膿が溜まっている状態であれば、薬の服用や切開が必要になります。
乳腺症
30歳代後半~閉経前後の女性に生じやすい良性のしこりで自然に良くなることも多く、痛みが激しいときは漢方薬やホルモン剤を処方します。ただし、しこりの原因が乳がんである可能性もありますので、検査を受けましょう。
マンモグラフィー
乳腺専用のエックス線撮影装置により、乳房の内部を撮影します。乳房内部の微細な病変をキャッチするため、乳房をできるだけ押し広げなくてはなりません。このため、かなりの圧迫による痛みを伴います。